社会人として1ヶ月が立った。

はじめに

どうも、Daiki Sakuma (@daikiskm) / Twitterです。

タイトルにある通り、4月からソフトウェアエンジニアとしてとある会社に就職し、1ヶ月が経ちました。 新しいマインドセットを持ちながら飛び込んだこの環境で、体験し、感じたことをつらつらと記述していこうと思います。

多様性

まず、印象的だったのは同期に多種多様なバックグラウンドを持った方がたくさんいるということです。 僕自身はコンピュータサイエンスを専攻して大学を卒業したのですが、同期には数学や物理学、電子工学、英語学などを専攻していた方がいました。さらに、学業にとどまらずスポーツや音楽などに力を注いできた方も。 そんな多彩な同期に囲まれて研修を受けているのですが、驚いたのは「わかる」の基準が非常に高いこと。私はコンピュータサイエンスを専門にしていたということもあり、研修中に「こんな感じだろう」と推測して理解してしまいがちでしたが、同期をみているとわかるまで質問をしています。最近、技術力の滞りを感じていたのですが、この期間を通して「知識バイアスによって深ぼることができていなかったからではないか」ということに気づくことができました。今後は、今までの知識を活かしつつも、より素直に技術に向き合おうと思えました。 また、キャリアを考えてある程度領域を絞って勉強してきたのですが、この期間を通して「まだあえて絞る必要はないのかな」と感じるようになりました。今までの経験や自分のやってきたことは軸としつつも、それ以外の領域を楽しみながら、視野を広げていこうと思っています。もちろん、広いだけでなく深くあるのは前提として。

野心

最近、以前に比べて技術的な成長角度が低くなっていることを感じていました。そんな時、とある友人から「Web開発を始めた頃みたいにがむしゃらに生きている?」と問われました。その時、素直に「うん」と言えることができなかった。 当初、実績も何もなかったため、個人開発に没頭し、ハッカソンに参加し、数々の企業にインターンのエントリーを出しては殆どが断られるという生活をしていました。しかし、少しずつインターンに参加する機会を得るようになり、まだまだ不足している部分は自覚しつつも、どこか心の奥底で少し満足してしまっている自分に気づいたのです。 これまでの経験からプログラミングに少しずつ理解が深まってきた今、自分自身を振り返り、あの頃のようにいい意味でがむしゃらに取り組んでいこうと思いました。

インターネット上の関わり

自分が所属する企業内での情報収集や交流だけでは、自分の立ち位置に関しての視野が狭まってしまうことに気づきました。それに比べ、インターネット上で繋がっている方々と交流することで、その方々の活躍を見て刺激をもらえたり、視野が広がったり、自分の能力や知識の相対的な位置付けを知ることができるなど、その重要性について実感しました。 これらのことから、積極的にブログやオープンソース、カンファレンスなどを通じて、外部と関わる機会を意識的に増やしていこうと思っています。

まとめ

社会人として1ヶ月過ごしてみて、上記の事柄について日々思うことが多々ありました。 今まで以上にいい意味で貪欲に生きていこうと。

最後に

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは、また。

はじまり

はじめに

どうも、Daiki Sakuma*1です。

本日で学生生活が終わり明日から社会人になります。 大学を卒業し、新たな人生が始まるという意味で大きな節目でもありますし、今までの僕の人生を振り返ろうかなと思い、つらつらと書き記しています。

幼少期〜高校

僕は、とある自然豊かな場所で生まれ育ちました。最寄りの駅まで車で30分、小学校は1学年に1クラスしかなく、全校生徒で120人ほどでした。 幼稚園や保育園に通っていた頃、人見知りが激しく、通うときには必ず泣いてしまっていて祖母から「かわいそうだった」という微笑ましい話をよく聞きます。 小学校に上がると、人前で話をすることが苦手で、発表をするときにはすぐに泣いてしまうほどでした。ただ、勉強、特に算数が好きで、難しい問題や計算をするときのワクワク感は今でも印象に残っています。 また、友達の影響もあり、小学生の頃からバスケットボールを始めました。しかし、中学校にバスケットボール部がなかったため、バドミントン部に所属しつつ、顧問の影響もあり、陸上と駅伝にも取り組みました。また、放課後には地元のバスケットボールクラブに通うといった、今思うとハードスケジュールを送っていました。 高校では、再度バスケットボール部に所属し、朝練、部活動、夜の自主練習と、バスケットボールに熱中する日々を送りました。高校までは車とバスを合わせて1時間ほどかかっていたため、始発や最終で通っていたことを思い出しました。 そんな中、高校2年生の頃、大学受験を控えるようになり、当時 PC や Apple 製品に対して単純に「かっこいい」という感情を抱いていたため、それが理由で会津大学を目指すようになりました。

学部1年

いざ入学してみると、周りには中学・高校からプログラミングをしている人がいたり、微積分や線形代数、力学、電磁気学等の授業をすぐに理解できる人がいたりと、正直劣等感を感じていました。最初にC言語を習うのですが、僕自身、大学に入って初めてプログラミングに触れたため、正直全く理解できず、周りの人の力を借りる状態でした。当時、論理的思考力が圧倒的に足りなく、何かを実装する問題が出てもボトムアップでの考え方がわからない状態でした。

学部2年

一緒にいる時間が多かった友人も大学からプログラミングを始めたのですが、個人で Web 開発の勉強をはじめたと聞き、当時「僕にもできるかも」と思い、Web 関連の勉強をし始めました。夏休みには Vue.js を使って ToDo アプリを開発しました。このアプリを地元の IT 企業の方にアピールし、Web 開発のアルバイトをさせてもらえるようになりました。しかしながら、当時 Hosting や DB の概念については全く知らず、ローカルでしか動かせないアプリしか開発したことがありませんでした。はじめは Frontend の Unit test を書いていたのですが、徐々に業務でフロントエンド開発をしてみたいという思いが芽生えてきました。チーム人数の関係から、フロントエンド開発に参加できる機会が訪れたときには、自ら手を挙げてフロントエンドをやらせて欲しいと頼んだことを、今でも鮮明に覚えています。

学部3年

チームに加わり、業務でのサービス開発やハッカソンに参加する中で、フロントエンドだけでなくバックエンドやUI/UXデザインにも興味を持つようになりました。そこで、夏のインターンを通して、フロントエンドやバックエンド、UI/UXデザインなどの経験をさせていただきました。さらに、学部3年からは研究室に配属されるため、並行して Deep Learning 関連の研究も行っていました。

学部4年

就職活動が終わり、最後の学生生活を過ごすにあたり、長期的な目線で何を学ぶべきか考え、行動し続けた1年だと思います。具体的には、インターンシップやISUCON、ハッカソン、共同研究、国際学会等に参加しました。また、それ以外では、技術書(歴史、小説、ビジネスなども)やブログ、ポッドキャストを読んだり聴いたり、カンファレンスを視聴したり、自分で手を動かしてものを作ったり。 このような様々な機会に恵まれ、かつ様々な分野の書籍やメディアを通じて、広い視野・深い思考を養うことができ、また、自分が何に興味や関心があるかなど、自分をさらに理解するきっかけになりました。

※以下は振り返りやインターンシップについての記事になります。読んでいただけたら嬉しいです。 daiki-skm.hatenablog.com tech.plaid.co.jp daiki-skm.hatenablog.com

まとめ

ここまで、僕の今までの歩みを振り返ってみました。 大学に入学した当初、ソフトウェアエンジニアとして働く未来は全く想像していませんでした。 しかし、僕は環境に恵まれているからこそ、一歩ずつ歩むことができています。 会津大学コンピュータサイエンスを学び、友人に恵まれ、インターン先では尊敬する方々・インターン同期に出会い、本当に感謝しかありません。 今までは受け取っていてばかりでしたが、これからは新しい人生を歩む身として、少しでも現実世界やインターネット業界、技術等に貢献していければなと思う次第です。

最後に

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは、また。

Yuimedi の Internship に参加しました。

はじめに

どうも、Daiki Sakuma *1 です。

Yuimedi*2さんに12月中旬から3月末までの約3ヶ月半、Software Engineer として参加させていただきました。 そこで僕が何をして何を得たのか等、記憶が鮮明なうちにつらつらと書き記していこうと思います。

なぜ Yuimedi で Internship をしたのか

僕自身4月から別の会社で23卒として働くのですが、その前にどこかで Internship をしたいなと考えていました。 その目的として自分に足りないものを得られる環境にいきたいと考えていました。主に大きなテーマとして2つ、新しい技術新しい視野を軸に探していました。

より具体的には以下の項目を意識しました。

  • 新しい技術
    • DevOps よりは Application logic を書きたい
    • 業務で経験したことのない・気になっている技術スタック
  • 新しい視野
    • 今まで関わることがなかった事業ドメイン
    • 魅力的なメンバー
    • スタートアップ

当時の僕には Application logic をスピード感持ってかついいコードを書く力が足りないなと感じていました。また、新しい環境で Internship をするのであれば経験したことのない技術スタック・事業ドメイン、魅力的なメンバーの方々が在籍しているスタートアップで刺激を受けたいなと思っていました。 これらを軸に複数社に直接アポを取り、快く Yuimedi さんが受け入れてくださいました。

※余談ですが技術スタックについては what we use で調べていました。 whatweuse.dev

Yuimedi でしたこと

今回の Internship では主に2つのことをしました。

  • Yuicleaner の新機能開発
  • Sprint に参加

初めに"Yuicleaner の新機能開発"をしました。この開発では Sprint に入らず開発していました。この機能の土台となるものは hiroppy (@about_hiroppy) / Twitterさんに20%ルールで作成していただいていたため、それをもとに UI / Server logic 合わせて実装というものでした。 チームの方々の助けもあり早めに終えてリリースすることができたため、残りの約1ヶ月半は Sprint に参加させていただきました。

Yuimedi で得られたもの

この Internship を通して得られたものはたくさんあったのですが、特に印象的だったことを記していこうと思います。

Agility

スタートアップ、また、新機能開発を行っていた際は Sprint に入っていなかったということもあり、Sprint に参加した際、開発スピードや現場の雰囲気の違いを直接感じることができました。この経験から開発に対する考え方が変わり、Agilityを意識するようになりました。また、Sprint 終了時にレトロスペクティブを行い、良かったことや改善点を挙げ、常に毎スプリントで新しいアクションを起こすことの重要性を感じました。小さな問題点でも新しいアクションを通して解決し、それによって新たな問題点が浮き彫りになり、といったようにチーム開発のレベルが常に向上していく感覚を実感することができました。また、少し悩んだらすぐにハドルしたり、ペアプログラミングを行うことで開発速度を上げ、コミュニケーションを通じて相手の得意分野を理解し、スムーズに開発を進めることができました。

マインドセット

プロダクトを開発する上で必要なマインドセットを養うことができたように感じます。例えば、20%ルールや空いた時間に「これあったら便利だよな」と思った機能をデモで作ってみるなど、思い浮かんだユーザー体験をコードに落としてみることです。 また、「ただ開発するだけでは何かが足りないな」と漠然と思うようになりました。この考えを少しずつ分解し深掘っていくと「問題を発見して解くことが仕事なのかな」と数ある中の一つの解に気づけたような気がしています。そのために、既存のコードやチーム、プロダクトのビジョンなど、様々なコンテキストを把握することの重要性を感じました。

テスト

必要な部分に対してテストを書くことが重要であるということを実感しました。新しい機能を実装した際に、自分では把握できなかった影響範囲の CI が落ちていることが多々あり、安心して開発することができました。また、テストを書くことで対象の関数の役割をより理解できると同時に、テストが書きにくい場合、設計が悪いと気づくことができ、リファクタリングするなど実装とテストをうまく循環させることができるようになりました。

まとめ

今までの Internship は1~2ヶ月のものが多く、それに比べて今回は比較的長い期間での参加でした。そのため、今までとは異なる考え方に気づくいい機会となりました。 また、メンバーの方々のサポートもあり、今回のインターンのテーマである"新しい技術"と"新しい視野"を大いに満たす充実した Internship になりました。 今回の Internship を通して、自分の思考が深くなり、幅が広がったと感じました。また、自分に足りないものや、どのようにキャリアを歩みたいかを再確認することができたのも良かったと思っています。 Dev team の皆さんや Yuimedi の皆さん、本当にありがとうございました。おかげさまで充実した期間を過ごすことができました。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございました。

この記事を読んで少しでも Yuimedi が気になったという方は下記からよろしくお願いします。 herp.careers

それでは、また。

*1:https://twitter.com/daikiskm

*2:ブログ投稿の許可をいただいています。

今年の目標をmeasurableにした話。

はじめに

どうも、Daiki Sakuma (@daikiskm) / Twitterです。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、新しく年が明けたということでみなさま目標を立てましたでしょうか。

下記ツイートにもある通り、恥ずかしながら年末に書くのか新年に書くのか分からず年が明けてから目標を立てました。

去年も目標を立てたのですが悲しいことにうまく機能しませんでした。そこで、なぜ去年の目標が機能しなかったのか、また、その反省を活かして今年はどうしたのかをつらつらと書き記していこうと思います。

去年の目標の反省

去年の目標を見返すと抽象的なものが多く、達成できたかどうかあやふやになっていたものが多くありました。 例えば、一部抜粋すると、

技術ブログを書く。

我ながらこれは酷いですね。どのくらいのペースで書くのか全く記されていません。これでは年に1本書ければいいと受け取ることもできてしまいます。

また、目標が抽象的すぎるあまりになんとなくで行動してしまうことが多々ありました。それに伴い、達成したという実感があまり得られませんでした。

他にも読書関連の目標があったのですが、基本直感的に今自分に必要なものを読むスタイルでした。読書が好きなこともありそれなりに本は読んでいたのですが、時間や冊数を決めないことで逆に取り過ぎてしまい、他に注力することに時間を割けていなかったような気もします。時間が無限にあればいいのですが現実はそうもいかず、しっかりとマネージする必要がありそうです。

今年の目標を立てるときに意識したこと

以上のことから、今年の目標は計測可能なものにしようと思い下記記事のOKRを参考にさせていただきました。

rework.withgoogle.com

OKR自体は企業の目標やチームの目標に使用されていることが有名ですが、僕の好きな Podcast に出演されているとある方が毎年個人のOKRを立てているという話を聞いて僕も取り入れようと思いました。

実際に、

技術ブログを書く。

毎月最低N本ブログを書く。

になりました。mesurableですね。

今年の目標

今年は"いい習慣"と"数字を意識"していきたいなと思っています。

"いい習慣"に関しては、運動や食事、睡眠などに気を配りながら健康に過ごせるようにしていきたいと思っています。

また、"数字を意識"に関しては、目標自体を measurable なものにしたり、基本Apple Watchを利用してフィットネスや睡眠、水分摂取量等を計測し意識していこうかなと。

また、MaciPhoneのスクリーンタイムを見てみるとSNSや動画配信プラットフォームに費やす時間が長いため制限をかけたり、常にメール等確認する癖がついてしまっているため1日に確認する時間帯を設けたりなど、意識してやらないことを決める努力をしようと思います。

最後に

最後まで読んでくださってありがとうございました。

まだ今年の目標を立てていない方がいましたらこの機に立ててみてはいかがでしょうか。 また、新年の目標はいつ立てるのがデファクトなのか教えてくださると嬉しい限りです。

それでは、また。

2022を振り返る

はじめに

どうも、Daiki Sakuma (@daikiskm) / Twitterです。

振り返りの意味を込めて、今年のあれこれについてつらつらと書き記していこうと思います。

Internship

PLAID (8~9月)

今年の夏はPLAID*1さんのインターンシップに参加させていただきました。 Web フロントのパフォーマンスチューニングに興味があり、また、技術ブログを読んでいく中で「ここでインターンをしてみたい」と思い参加しました。 このインターンでは特に、コード・ディレクトリ間の関係性や実際にサイトが動くために必要なその他ツールも含めたアーキテクチャを理解し、npm や CDN 配信も含め実装する機会をいただきました。当時の僕にとって非常に難易度が高く、しかし非常に楽しいタスクでした。また、技術だけでなく OSS 活動やキャリア等についてもお話しを聞かせていただきながら、チームの方々とのコミュニケーションを通してソフトスキル面でも成長することができました。さらに、期間中に知り合い仲良くさせていただいたインターン生のおかげもあり、充実した期間を過ごすことができました。 一方で、自分自身の力が及ばないところもあり、エンジニアとしての自分の立ち位置を理解し、足りないものを認識することができた貴重な機会にもなりました。 この経験によって明らかにエンジニアとしての視座が高まり、また、視野も広がりました。それは、自分のエンジニアとしての現状を知ると同時に、尊敬するチームメンバーの方々やその他メンバーの方々も含め、個々の力をどうチームやプロダクトに活かすかを肌身で感じることができたからだと思っています。

※下記ブログで当時のインターンについてまとめているため、読んでいただけたら嬉しいです。 tech.plaid.co.jp

Yuimedi (12月~)

12月中旬頃から、Yuimedi*2さんのインターンシップに参加させていただいています。 きっかけは hiroppy (@about_hiroppy) / Twitter さんのエントリーでした。 hiroppy.me

そこからYuimediの技術スタック | what we use(技術スタックデータベース)やエンジニア座談会の記事を読む中で、働いている方々や技術スタックに興味を持ち始めました。 yuimedi.notion.site

また、自分にとって医療系のドメインは新鮮だったためとても魅力的でした。 まだジョインしたばかりで不慣れなことが多いですが、Video Conference や Slack 等であたたかくコミュニケーションをとってくださるためとても働きやすいなと感じています。また、ありがたいことに非常に魅力的なタスクを振っていただきました。初めて触れる技術スタックばかりで刺激的な日々を送っています。 このインターンシップでさらにステップアップできるようしっかり楽しみつつも、チームやプロダクトに貢献できるよう全力を尽くしていきたいです。

Cooporative Research (1~12月)

研究では NLP, Neural Network, Ontology 関連をしています。大学と研究室のつながりにより、とある企業さんと機械学習モデルを用いた社会実装の共同研究をさせていただいています。研究の広義の目的は社会にとって意義のあるためのものであり種のような存在です。その研究知識を用いて実際に社会実装できる機会をいただくことができ、とても嬉しい限りです。特にドメインの理解や生のデータをよく観察すること、EDAの重要性を学ぶことができました。また、そこから domain specific な前処理やモデル実装を考える必要があるため、非常に貴重な経験になっています。

Tech Event

ISUCON

同大学の友人とチームを組んで初めて ISUCON*3に参加しました。 初めての参加のため、みんなで集まって達人が教えるWebパフォーマンスチューニング 〜ISUCONから学ぶ高速化の実践を勉強したり、事前に自動化のスクリプトを書いたりして臨みました。 本番では全くスコアを上げることはできなかったのですが非常に楽しく、また、非常に勉強になりました。青春とはこういうことなのかなと。

JPHACKS

大学最後の年になるため、同大学の友人とチームを組んで JPHACKS*4に参加しました。 ハッカソンの醍醐味であるみんなでわちゃわちゃしながらプロダクトを考え、開発をして楽しみました。決勝には進むことはできませんでしたが、グループでの企業賞をいただくことができ嬉しかったのを覚えています。初めてハッカソンに参加した際には、Web サービスをデプロイするだけで終わってしまった当時を思うと、感極まってしまいます。

Study

International Conference

人生で初めて海外に行き、また、学会で自身の研究について発表をしてきました。同大学の Ph.D や Master の方達と韓国に行き、非常に刺激的な日々を過ごしました。英語がメインのためワクワクしましたし、Keynote やそれぞれの Session はとても魅力的なものばかりでした。初めは僕自身 Broken English のため話すことに抵抗があったのですが、現地の学生や同大学の留学生と仲良くなり、英語で話すことに対する抵抗がなくなりました。

※下記ブログで当時の学会についてまとめているため、読んでいただけたら嬉しいです。 daiki-skm.hatenablog.com

Productivity

僕は複雑なことをするとすぐに頭がオーバーフローしてしまいます。 特にインターンシップなどで新しい環境へダイブして最初のタスクを行う際、思う様に進まないことが多々あります。 そんな中、僕の大好きな Podcast であるRebuild - Podcast by Tatsuhiko Miyagawaに出演されているひげぽんさんの"ログのすすめ"*5という記事に出会いました。 gihyo.jp

この記事には、複雑な作業をしている時にログを取ることで客観的な目線を手に入れることができ、結果的に作業効率が上がるということが記載されています。ふむふむと思いながら読み終えた後、実際に Notion やインターン先の Slack にスレッドを立ててログをとっています。この作業は僕にとって非常に大切なものとなり作業をする上でのデファクトになっています。考えていることをログとして記述する際、言語化しようとするため自然と頭の中が整理されるのです。また、言語化することで何がわからないのか客観的にわかるようになったり、物語に対しての理解が深まります。そして、自分の頭の中のスペースをログを記述する分だけ開けることができます。これはどういうことかというと、人間の脳で一度に思考できる物事は限られているため、自分の思考をログとして記述し、そのことを一旦脳から排除することで、別のことを思考できるのです。

また、これは持論ですが"インターン先の Slack にスレッドを立ててログをとっている"というのはチームメンバーの方々にとっても多少なりともいい影響があるかもしれないと考えています。もちろん会社の規模や人数によってはノイズとなる可能性もありますが、自分のログを書いていくことで他のメンバーの方が今何に詰まっているのかを知る機会になったり、そこからスレッドを通してアドバイスをいただけたり、コミュニケーションのきっかけになるとも考えられるからです。

Content

最後に、今年読んだ本の中で印象的だったものを記載していきたいと思います。

Business

Tech, Software Development

まとめ

今年は素敵な出会いが多い1年でした。 インターン先で関わってくださった(ている)方々、同じ期間を過ごしたインターン生、Conference を通して仲良くなった方々などなど。 また、最近は Twitter などで反応をいただける機会が多々あり、その度にインターネットの良さを感じ、嬉しい限りです。

そして、まだまだ荒削りですが今まで以上に成長できた1年でした。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございました。

それでは、良いお年を。

*1:社名記載の許可をいただいています。plaid.co.jp

*2:社名記載の許可をいただいています。yuimedi.com

*3:isucon.net

*4:jphacks.com

*5:記載させていただいた記事は"継続は力なり―大器晩成エンジニアを目指して"という連載記事の一つです。他の記事も非常に魅力的な内容のため読まれることをお勧めしたいです。

International Conference in Korea

はじめに

Daiki Sakuma (@daiki_skm) / Twitter です。

October 26th - October 28th に開催された IEEE/IEIE ICCE-Asia 2022 に参加してきました。海外が初、かつ International Conference への現地参加も初だったため、思い出としてつらつらと書いていこうと思います(このブログでは、ほとんど技術的なことは述べず、主に学会含め韓国での5日間について書こうと思います)。

僕は普段、主に Web 開発(主にフロントエンド*1)をしているのですが、研究では Deep Learning (NLP)*2 をしています。

最近ですと、Web 開発をしながら研究で Deep Learning をしている方が多々見受けられます。Web 系に関するブログが多い中で研究関連(主に学会含め韓国での5日間について)のブログを投稿することで、少し新鮮な雰囲気を感じてもらえることができるかなと思い、現在に至ります。

学会の概要

IEEE/IEIE ICCE-Asia 2022 に参加してきました。この Conference は Electronics や Information などコンピュータサイエンスのほとんどが対象の学会になります。今回、僕は BERT や GPT を使用した Code Generation について登壇してきました。

icce-asia2022.org

発表はどうだった?

複数のセッションルームに分かれており、その中の一つで発表をしました(もちろん英語です)。発表後には質疑応答があり、Broken English ですが "Sorry, ...""You means ...?" などを繰り返しながら質問に答えていきました。

また、同じ時間帯に複数のセッションがあるため、気になるルームに行って興味のある内容を聞くことができました。僕の場合ですと、AI・ML セッションを見に行ったり、Google の方による TPU についてのセッションがありました。その方のセッション内容は非常に分かりやすく、そしてオーディエンスの反応を織り交ぜながらとても楽しい講演でした。僕もあんな風に分かりやすく、そして少しでも楽しんでもらえるような講演をできるようになりたい。やはり登壇は一つのパフォーマンスですね。

韓国へ行くための準備・韓国内での移動*3

まず、韓国へは飛行機を使用しました(言うまでもないかもですが)。また、ネイティブアプリでの事前オンラインチェックインが非常に便利でした。今回、海外自体初めてだったため、空港内に TAX(DUTY) FREE SHOP があることを初めて知りました。

韓国へ入国する際

日本国籍の方は基本的に VISA は必要なく、代わりに K-ETA の申請が必要になります。また、事前に Q-code を申請しておくことで、機内で記入するものが減ります。

日本へ帰国する際

PCR 検査の陰性証明書(72時間以内)もしくは3回以上のワクチン接種証明書が必要です。

また、必須で My SOS アプリもインストールする必要があります。このアプリにて事前検疫手続きを登録する必要があります。

国内での移動

会場は Yeosu(韓国の下の方の海沿い)にあるため、Incheon から Seoul まで電車で移動し、Seoul から Yeosu までは KTX*4 を使用しました。

その他

また、海外旅行保険に加入して渡航しました。病気にかかったり、何かトラブルがあった場合、大きな金額を支払う可能性があるため、念のため入っておくのが better な気がします。こういうのって実際に起こるかどうかは別として、加入したという安心感が重要だったりしますよね。

韓国について

電車

電車のチケットを購入する際、日本では紙の切符が出てきますが韓国では SUICA のようなカードが出てきます。それを改札でタッチしてゲートを潜ります。また、使用後、専用の券売機に投入すると 500 won (約 50 円) が返ってきます。エコで便利でいいですね。

また、Incheon - Seoul 間を電車で移動したのですが、間もなく到着する際に流れる BGM がすごいモンハン感ありました(どうでもいい and この電車だけかもしれない)。

クレジットカード

僕は普段、楽天カードを使用しています。海外でも使えるかなと思いネットで検索したところ、海外対応をしてるという内容が載っていた為、そのまま持っていきました。いざ韓国のオンライン決済で使ってみると、自動的にセキュリティチェックで弾かれるものがありました。いつもは日本で使っているのに急に韓国で使われたらそりゃそうですよね。そのためオンラインチャットを使用して迅速に対応してもらいました。便利。

現金

Yen to Won への両替は空港でしました。もっといい為替レートで両替できる手段はたくさんあるのですが、なんとなく空港でしてしまいました。また、オンライン上での決済は基本クレジットカードを使用して、店では現金を使用していました。

街並み

Yeosu には2泊したのですが、町中の至る所が LED でライトアップされてました。韓国に住んでいる方に話を聞いてみると、韓国では至るところでライトアップされているようです。

また、韓国ではたくさんの電気自動車(Tesla 的な)が走っていました。韓国内では、Hyundai や Kia などの韓国メーカーの競争がとてもすごく、かっこいい車がたくさんありました。

また、電車や新幹線に乗っていると日本は窓の外には田んぼが広がっているのですが、韓国の場合は畑が広がっていました。

有名ですが、やはり辛いものが多かったです。また、辛いだけでなく、酸っぱいものも多かったですね。また、Unseo の駅の周りにはプルコギの焼肉店が至る所にありました。

国民性

韓国の方達は日本とは違って気さくな方ばかりでした(お店や電車の中ですごい話しかけてもらえる)。また、優しい方達ばかりで少し困っていると話しかけてもらえたり、お店に行った時やタクシーに乗った時などはサービスをしてもらえることがありました。

Yeosu

Yeosu*5 は観光地で、Odong island やケーブルカー、水族館などたくさんの施設がありました。また、海沿いにあるためシーフードがとても美味しかったです。キムチなどの辛いものとシーフードって合いますよね。

英語は大丈夫だった?

僕自身 Broken English ですが大丈夫でした。大学またはプログラミング上、日々英語に触れていたため英語自体にあまり抵抗はありませんでしたが、5日間ずっと英語という環境は初めてだったため、とても刺激的でした。同じ研究室に所属している博士課程の留学生と一緒に過ごしたのですが、留学生ということもあり僕がうまく言葉が出てこない時はコンテキストによって理解してもらいました。また、国際学会では英語がネイティブではない人も多いため、むしろ英語を話すのにはいい機会な気もします。

この経験を通して、もっと英語を話せるようになりたいなと素直に思いました。また、人それぞれ英語の勉強の仕方はありますが、僕の場合その環境に身を置くのがあっているなとも思いました。

また、学会を通してたくさんの学生と仲良くなりました。具体的には、僕の研究室のメンバーを含め、同大学の別の研究室の方、Burundi 出身で韓国に留学に来ている方、Yeosu の大学の方、新潟の大学の方などです。

最後に

学会含め今回の5日間は非常に刺激的でした。学会のレベルによりますが、国際学会自体ハードルが高くないものもあるため、学生の方はトライしてみるといいかもしれません(別に無理をする必要はないですが)。

それでは、よいエンジニアリング生活を。

*1:厳密には、フロントエンドとそれに関連するもの(コンパイラやwasm、JavaScript runtimeあたり)を触っています。また、ユーザ体験に関連するもの(パフォーマンス改善や i18n、a11y など)や FrontendOps などに興味があります。

*2:具体的には、BERT や GPT を使用した Code Generation をしています。

*3:2022年10月25日から29日時点。

*4:日本でいう特急列車や新幹線的な感じです。値段は新幹線の半分ぐらいでとても便利でした。

*5:https://en.wikipedia.org/wiki/Yeosu